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島根県遺跡データベース

ヘルプ - 遺跡種別の解説

遺構(いこう)・・・遺跡から検出される、地面に残された人間活動の痕跡です。

墳丘(ふんきゅう)
古墳などのマウンド。土や石を盛ったり、地山を削ったりしてつくります。前方後円形、前方後方形、円形、方形などの形があります。
 八色谷4号墳・墳丘(写真提供:島根県教育委員会)

埋葬施設(まいそうしせつ)
古墳などで遺体をおさめる施設です。このデータベースでは、棺や石室などをふくめています。


岩屋遺跡I区5号墳1号石棺
(写真提供:島根県教育委員会)

穴神1号横穴墓・家形石棺
(写真提供:島根県教育委員会)

竪穴住居(たてあなじゅうきょ)
地面に竪穴を掘り床面とし、そのなかに数本の柱を立ててつくった建物です。主に縄文時代~平安時代に使われました。 かならずしも、住居として使われたとはかぎりませんが、ここでは竪穴住居として呼んでおきます。


的場遺跡・竪穴住居SI-02
(写真提供:松江市教育委員会)

復元された竪穴住居
(八雲立つ風土記の丘にて)

掘立柱建物(ほったてばしらたてもの)
地面に柱穴を掘り、柱を立ててつくった建物です。
 大原南遺跡・掘立柱建物跡(写真提供:島根県教育委員会)

土坑(どこう)
地面を掘りくぼめた穴のことです。様々な目的で掘られました。このデータベースでは、柱穴とは区別しています。
 井原遺跡・土坑SK01(写真提供:出雲市教育委員会)

柱穴(ちゅうけつ)
柱を立てた穴です。建物や柵などをつくるために掘られたものですが、遺跡を調査すると、それぞれの柱穴が必ずしも関連しあいません。 このデータベースでは、竪穴住居や掘立柱建物などにならず、単独のものを柱穴に含めています。

溝(みぞ)
水路、区画などのために地面に掘られたのものです。


下古志遺跡・溝SD05
(写真提供:出雲市教育委員会)

古八幡付近遺跡・環壕
(写真提供:島根県教育委員会)

加工段(かこうだん)
斜面を削って、平らな段をつくったものです。加工段の上に掘立柱建物などが建てられました。山が多い島根県では、しばしば見つかります。
 徳見津遺跡・加工段(写真提供:島根県教育委員会)

河道(かどう)
かつて流れていた自然の河の跡です。本来、遺構ではありませんが、このデータベースでは、便宜的にここに含めています。
 島根大学構内遺跡・河跡(写真提供:島根大学埋蔵文化財調査研究センター)

窯(かま)
須恵器、陶磁器、瓦などを焼いた窯跡です。
 門生山根1号窯跡(写真提供:島根県教育委員会)

遺物包含層(いぶつほうがんそう)
様々な遺物を含んだ土の層です。流れ込んで自然に堆積した場合や、人間が盛土した場合などがあります。 本来、遺構ではありませんが、このデータベースでは、便宜的にここに含めています。
 下山遺跡・遺物包含層(写真提供:島根県教育委員会)