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島根県遺跡データベース

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調査名 史跡整備に伴う 史跡松江城 石垣 総合調査
調査開始 2012,4,1 調査終了 2018,3,30
調査機関 松江市教育委員会
調査種別 測量調査 分布調査・踏査 
調査面積 287000平方m
備考 松江城は慶長12(1607)年に堀尾氏によって築城された平山城であるが、現代に至るまで城郭を形成する石垣の多くが往時の姿を留めている。しかしまた、多くの石垣において近世の改修や近代以降の改変・改修が施されており、多種多様な形態の石垣も存在している。今回の調査では、城郭内の石垣(304面)について悉皆調査を行い、今後の研究の基礎資料となる石垣カルテの作成を行った。また、この成果を基に、石材、構造と特徴、刻印・墨書についての考察を加え、石垣研究の今後の指針となる成果を示した。さらに、カルテ作成に伴って行った各石垣の崩落の危険度についても調査を行い、今後の修理計画や、保護方針にかかる検討も行った。